急性単純性膀胱炎
特に女性に起きる膀胱炎で、細菌が膀胱の中に侵入し、増殖して発症します。






■誘因
過度の排尿の我慢、性交、過労、生理、帯下、便秘、濃縮尿

(水分摂取不足、過労の発汗)、局所の不潔など。






■症状
排尿痛、頻尿、尿混濁が主な症状で、急性の場合にはこれらの症状は厳しいのが特徴です。この他には残尿感、下腹部の不快感、下腹部痛、血尿などもみられます。普通、発熱を伴いません。






■治療
細菌感染によって起こるので抗菌薬を使って治療します。同時に安静と保温が大切です。症状がなくなれば入浴は差しつかえありません。また、水分を多めにとり、便通に注意し、アルコールや香辛料などの刺激物は避けましょう。この病気はしばしば再熱や再発を起こします。











再発防止のための注意事項
1) 尿意を感じたら、すぐトイレに行き、排尿を我慢しない。
2) 水、お茶、ウーロン茶などできるだけ水分を多くとる。
3) 外陰部を清潔に保つ。特に生理の時は注意する。
4) トイレットペーバーは前から後ろへ拭くように使う。
5) 衣類、入浴などに気を配り、体、とくに下腹部、骨盤部を
冷やさないようにする。
6) 便秘しないように気をつける。
7) セックスのあとを清潔にし、排尿する。
8) 過労は避ける。